【男性保育士がマンバンヘア】やってわかった周囲の変化と注意点

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子育てアドベンチャーブログ共通のアイキャッチ画像で、ランタンの写真の上に「男性保育士×マンバンヘアのリアル」というタイトル文字を配置したデザイン 保育現場の裏側・エピソード

保育の仕事をしていて、ふと立ち止まって考えることがあります。

「男性保育士って、髪型はどこまで自由でいいんだろう?」

保育士だって、一人の大人として好きな髪型を楽しみたいですよね。

お団子スタイルやちょんまげ風のアレンジを見て、「かっこいいな」「自分もやってみたいな」と感じたことがある方もいるかもしれません。

お団子が素敵でカッコイイ…

ちょんまげスタイルに挑戦してみたい…

とはいえ、保育士でも本当にやって大丈夫…?

この記事では、男性保育士であるてんあろが、実際に髪を伸ばしてマンバンヘアにしたときの体験をまとめました。

子どもや保護者の反応、仕事のしやすさ、そして「やってみてどうだったか」を、できるだけ正直に書いていきます。

結論:園のルールを押さえたうえで、自己責任にはなりますが…
一度、好きな髪型にチャレンジしてみる価値はあります。

これからマンバンヘアに挑戦してみようか迷っている男性保育士や、パートナーが悩んでいる保護者の方の参考になれば幸いです。


男性保育士がマンバンヘアにして感じたメリット

自分の髪で練習した分、子どものヘアアレンジがうまくなる

毎朝、自分の髪を結ぶ生活が続くと、自然と結び方が上達していきます。

そのおかげで、ヘアゴムを使って女児の髪を結んであげるのが、ぐっと上手になりました。

お昼寝から目覚めて、髪がほどけてしまった子がいると、

「先生、結んで〜」

と声をかけてくれることが増えました。ちょっとしたことですが、子どもとの距離が近づく良いコミュニケーションになります。

以前のてんあろは、女性の先生の代わりに一生懸命結んでみるものの、仕上がりは正直いまひとつ。

見かねた他クラスの先生が、あとからそっと結びなおしてくれる、なんてこともありました。

「そんなに下手だったかな…?」と思いつつ、あとから振り返れば、やっぱり下手だったんだと思います(苦笑)。

もちろん、気持ちがこもっていること自体は大事です。ただ、どうせなら「気持ち+ある程度の技術」がある方が、子どもにとっても心地よいですよね。

子どもにとって「憧れの髪型」になる

担任している男児が、ご家庭でこんなことを話していたと聞きました。

「(髪型)てんあろ先生みたいにする」

家で「先生みたいになりたい」と髪を伸ばそうとしている姿を想像すると、素直にうれしくなります。

子どもは、先生のことを本当によく見ています。髪型ひとつでも、子どもにとっては「なりたい大人像」の一部になっているのだと感じました。

長髪の男児の、ささやかな味方になれる

今は、長髪の男の子もめずらしくありません。

とはいえ、環境によっては

「なんで長いの? 女みたい」

といった言葉をかけられてしまうこともあるかもしれません。

そんなとき、「髪の長い男の先生もいるよ」という存在は、子どもにとってささやかな支えになります。

「髪が長い=おかしい」ではなく、「いろいろな大人がいていい」という多様性を、さりげなく体現できるのは、マンバンヘアのひとつの良さだと感じました。

お団子おそろいブームが起きることも

クラスとの信頼関係ができてくると、こんな場面も出てきます。

「先生みたいにして」と、おそろいのお団子ヘアにしたがる女児たちです。

「女児とおそろいの髪型で盛り上がる」経験は、男性保育士にはあまりないかもしれません。

実際にやってみると、これがなかなか楽しい時間になります。

廊下を歩いていた他クラスの先生から、

「あれ? あのクラス、おそろいの髪型してる?」

と声をかけられ、ちょっとした話題になることもありました。

朝の身支度がラクになる

マンバンヘアは、セットの手間という意味では意外とシンプルです。

ワックスやジェルを少しなじませて、ガッとかき上げて、バッと結ぶ。これで出発できてしまいます。

もちろん、シャワー後に乾かす時間は髪が長い分だけかかりますが、「朝のセット」という意味ではかなり時短でした。

父親として「いちばん助かった」長男の安心材料

てんあろの家庭では、妻が双子妊娠・出産のため、安静期間や入院期間が長く続いた時期がありました。

その間、長男は夜になると不安が強くなり、なかなか眠れない日もありました。

そんなとき、長男が安心して眠れるきっかけになってくれたのが、私の長い髪でした。

眠れないとき、長男は私の髪をぎゅっと握りしめながら、やがてスッと眠りにつきます。

「髪を伸ばしていたからこそ、少しでも寂しさを紛らわせてあげられたのかもしれない」と感じた、印象的な体験です。

保育士としてだけではなく、父親としても、マンバンヘアが役に立った瞬間でした。


マンバンヘアにして感じたデメリットと周囲の反応

保護者全員の理解を得るのはむずかしい

まず、正直に書いておきたいのが保護者からの目線です。

日ごろあまり関わりのない保護者の方から、匿名で

「保育士として適切な髪型なのか気になる」

という意見をいただいたことがありました。

当時のてんあろは、マンバンヘアにメッシュを入れていた時期でもあります。

今振り返ると、「マンバン+金髪メッシュ」は、保育の現場では少し攻めすぎだったかもしれません。

その出来事をきっかけに、妻にお願いして、目立つメッシュ部分だけ少しカットしてもらいました。

とはいえ、意見をいただいたのはその匿名の一件だけで、他の保護者の方から直接何か言われたことはありません。

「全員が不快に感じている」というより、「気になる人もいる」程度の感覚だったのではないかと、前向きに考えるようにしています。

同僚の保育士からは、とくに否定的なことは言われませんでした。

その沈黙をどう捉えるかは難しいところですが、少なくとも園内で大問題になるレベルではなかったというのが、実感に近いところです。

卒園児や小学生からは、冷やかしもある

園の前を通る卒園児や小学生からは、こんな声をかけられることもあります。

「女みたい」
「なんで髪長いの?(笑)」

これはもう、小学生あるあるです。

てんあろは、そんなときにはできるだけ落ち着いて、

「こういうオシャレなんだよ」
「侍みたいで、なかなかかっこいいでしょ?」

と、軽いノリで返すようにしていました。

からかいに対して、こちらがムキになってしまうと、子どもにとっても良い学びにはなりません。
「いろんな見た目の大人がいる」「見た目だけで決めつけなくていい」というメッセージを、できる範囲で返していけると良いなと感じています。

【ここに:侍風のシルエットイラストや、後ろ姿の男性のイメージ画像】

園のルールと、園長・主任とのすり合わせは必須

ここはとても大事なポイントです。

「好きな髪型をしていいかどうか」は、園のルールや雰囲気によって大きく異なります。

てんあろの場合も、いきなり派手な髪色にしたわけではなく、園長や主任の考え方をそれとなく探りながら、少しずつ伸ばしていきました。

  • 園としての服装・身だしなみの規定はどうなっているか
  • 他の職員がどこまで髪型を楽しんでいるか
  • 地域性や保護者層の雰囲気

こういった点を踏まえたうえで、「自分の職場でなら、どこまでなら許容されそうか」を慎重に見極めることをおすすめします。

清潔感と「仕事モード」の切り替えを意識する

どんな髪型であっても、保育士として最優先したいのは清潔感です。

髪が長くなると、どうしても

  • 寝ぐせのまま結んでしまう
  • 整髪料をつけすぎてベタついて見える
  • 毛先が痛んでパサパサに見える

といったことが起こりがちです。

「先生=清潔感がある人」という信頼を守るために、休日モードと仕事モードの切り替えを意識できると安心です。


マンバンヘアで働くときの実務的な注意点

遊びや掃除のときに、動きやすい結び方を工夫

マンバンヘアは、伸ばし始めの中途半端な長さの時期がいちばん大変です。

前髪や横の髪が目に入りやすく、遊びや掃除のときに気になることもあります。

ある程度の長さになってしっかり結べるようになると、視界がスッと開けて、動き回りやすくなるのがメリットです。

(呪術〇〇の某キャラクターのようなヘアスタイルをイメージすると、分かりやすいかもしれません。)

【ここに:後ろで一つにまとめた髪型のイメージイラスト】

園庭に出るときの帽子問題

園庭に出るときは、熱中症対策などの理由から帽子着用がルールになっている園も多いと思います。

マンバンヘアの場合、後頭部の高い位置でお団子を作ると、帽子がかぶりにくくなることがあります。

  • 大きめサイズの帽子を選ぶ
  • 園庭に出るときだけ、一度ほどいて結び位置を変える

てんあろは、園庭に出るときは一度髪をほどき、帽子をかぶりやすい位置で結び直すことが多かったです。

頭皮の疲れと、髪のケア

長時間髪を結んでいると、どうしても頭皮が引っ張られた状態が続き、疲れやすくなります。

これは、髪を結ぶ人なら誰もが一度は感じることかもしれません。

おすすめの「ほどきどき」は、子どもの午睡時間。

子どもたちが寝ているあいだは立ち歩きも少ないので、髪をほどいて耳にかけておき、頭皮を休めています。

忙しくて午睡中にほどき忘れてしまったときは、
退勤後や運転中にバサッとほどいて、頭皮の緊張をゆるめる時間を意識的に作ると、かなりスッキリします。

また、今まで髪が短かった男性は、どうしても髪のケアを後回しにしがちです。

「指が通らないほど髪が引っかかる」「毛先がゴワゴワする」と感じたら、トリートメントやブラッシングなど、最低限のケアを取り入れてみるのがおすすめです。

「先生はいろいろ」でいい。ただし、軸は子どもと保護者

最後に、てんあろが一番大事にしたいと思っているのは、

「先生の姿は、いろいろあっていい」ということです。

髪が長い先生、短い先生、明るい髪色の先生、黒髪の先生。
見た目のパターンが違うからこそ、子どもは「いろいろな大人」を知ることができます。

そのうえで、どんな髪型でも共通して大切にしたいのが「清潔感」と「子どもと保護者への向き合い方」です。

髪型は、あくまでその人の一部でしかありません。
最終的に保護者に評価されるのは、

  • 子どもにどう接しているか
  • 保護者の不安や悩みに、どう寄り添っているか
  • 日々の保育を、どれだけ丁寧に積み重ねているか

といった「中身」の部分だと、てんあろは感じています。


これからマンバンヘアに挑戦したい男性保育士へ

男性保育士が髪を伸ばしてマンバンヘアにすることには、

  • 子どもとの新しい関わりが生まれる
  • 自分らしさを表現できる
  • 父親としての役割にもプラスになることがある

といった、たくさんのメリットがあります。

一方で、

  • 全ての保護者に理解されるとは限らない
  • 園のルールや地域性の影響を受ける
  • 清潔感やケアを今まで以上に意識する必要がある

といった現実的な側面も、確かに存在します。

だからこそ、てんあろとしては、こんな順番で考えることをおすすめしたいです。

  1. まずは自分の園のルールや雰囲気を確認する
  2. 園長・主任・信頼できる同僚に、さりげなく相談してみる
  3. いきなり派手に変えるのではなく、少しずつ伸ばして様子をみる

そのうえで、「今の自分の立場と、家族・職場との関係の中で、どこまで髪型の自由を取り入れられるか」を、一緒に考えていけたらと思います。

マンバンヘアにするかどうかは最終的には自己判断ですが、
この記事が、悩んでいる誰かの「一歩」のヒントになればうれしいです。

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