ひなまつりについて子どもが色々質問してくるけど、正直わからない…。
調べないと答えられないし、なんとか教えてあげたい…。
せっかく日本の行事を体験させるのなら、みんなにわかりやすく説明したいですよね♪
この記事を読めば「ひなまつり博士」
誕生会の司会やひなまつり担当でも、子どもへ説明ができる
幼児3歳児以降~小学生対象の難易度で、ウンチクやクイズをだせる
この記事を最後まで読めばバッチリ!^^
これを読んで実践すれば子どもや職員から、
「先生物知り~☆」なんて尊敬されるかもしれません^^
是非一緒にドヤ顔で名乗っていきましょう♪
ひなまつりについて
ひなまつりの由来や風習
あの飾りは何をしているところ?
天皇皇后の結婚式を表しています。
どこで結婚するの?
内裏の中の紫宸殿という場所で行われています。以外にこの質問は子どもします…難しいよね。
どうしてひなまつりは三月なの?
この文化は古代中国です。上巳の節句にこれからの繁栄を祈念しています。
「うれしいひなまつり」の歌はだれが作ったの?
現在ではあまりにも有名な「うれしいひなまつり」
作詞はサトウハチロー(山野三郎)
娘にひな人形をかってあげたあたりに作ったこの詩。
実際に歌詞には解釈や名前などの間違いが多く、曲が世に出てからは作者のサトウハチローさんも晩年まで嫌いな作品だった。テレビで流れても嫌な気分だったそうだ。でも今ではあれがスタンダードすぎて、あれなしじゃクラスで歌う行事の歌が物足りない。影響力すごすぎ。
てなわけで、歌詞の間違いをただす必要はないんですけど、我々保育者は正しい知識を子どもに教える必要がある、かもしれません。(とかいってこの記事の内容まちがえていたらごめんさいですが)
なんでちょくちょく桃の花なの?
桃には「悪い夢を払う」的な力があるといわれていたのです。
魔除けとかの説明でもいいのですが、節分となんだかかぶりそうですよね。
子どもに説明するには少し柔らかニュアンスでいってみましょう。
ひなまつりっていつ片付けるの?
しまうのが遅れると、婚期が遅れるとかいいますよね。
3月3日でしまいますが、旧暦3月3日まで(4月3日)だしている地域もあります。
ひなまつりって昔からこうだったの?
昔は体から悪いものを払って川に流す「ながしびな」というものでした。
ただ毎回流し過ぎて川が汚れるってんで、ながしびなのやり方を変えました。
ながしびなはそのあとはどうなったの?
川に流すのをやめて、「元祖・家に置くタイプ」にしました。
そこから時代にが経つにつれて豪華になっていきました。
現在のは豪華絢爛でバチバチの装飾ですよね。
そもそもなんで人形ださなきゃないの?
雛人形自体が持ち主の厄を引き受ける「身代わり人形」的なものです。
子どもに易しく説明するには「悪いものを払って、健康で幸せに過ごすことを願うため」といったところでしょうか。
ひなまつりのお人形や飾り
お内裏様とお雛様の呼び方でいいの?
どこでもお内裏様とお雛様って呼んでますよね。
厳密には呼び方は間違い。
内裏ってあの二人のことなんで…
「内裏」というところに二人いる。なので男女二人ともお内裏様ということになります。
一番上に並んでいる男女、正式な呼び方は?
お殿様とお姫様、男雛と女雛なら間違いないでしょうか。
「ひな人形」っていうと並んでいる全部(約15体)のこと言っちゃうし…
下の段にあるアノ荷物って何?
箪笥や鏡、針や糸を入れているものですね。つまり嫁入り道具です。
「女の子が結婚して幸せに過ごせますように」という願いがあります。
現在だったらアノ荷物、引っ越し業者がルンバとか全自動洗濯機を運んでいるイメージ。
武器を持ったあの二人の人は?
右大臣左大臣と呼んでいるが、随身が正解(ずいしん、ずいじん両方可)
随身って何なのよ?
随身はいわば、警護や警備、荒事担当。悪者から敵を守るから武器持っているんだよ。
右大臣の顔、赤くないよ?
「♪すーこし白酒、召されたか~。赤いお顔の右大臣~♪」でありますね。
あれ、右にいるのたしかいに赤くない…いや、つーか顔白いやん!!
サトウハチローさんの歌詞の影響力すごすぎですね。
右大臣ってどっち?
歌詞の中で「♪す~こし白酒召されたか~」で白酒召され過ぎたのは右大臣ではない。
あれは左大臣なのです。お殿様たちから見て右ってことにしましょ。
右大臣左大臣ってお互いどんな立ち位置?
年若い右大臣は「力」を表し、白ひげを蓄えた左大臣は「知恵」をあらわしている。
ヒゲはやしている方が偉い。
「なんでお殿様も剣もっているの~?偉い人も戦うの?」
小中学生以降になら「昔は刀剣そのものが、権力の象徴でもあったんだよ。だから王族の持つ物には、実用性よりも装飾に重きを置いているんだ。」といえるが幼児には「みんなをがんばれ~って応援するために剣を持っているんだよ」「お殿様は一番偉いから、一番キレイな剣をもつお約束だったんだよ」あたりで説明しておこう。
下の方で荷物持った三人組はだぁれ?
仕丁と呼ばれる。
みんな違う顔をしている三人組。
泣き上戸・怒り上戸・笑い上戸。
一人ずつ泣いて・怒って、笑っている顔。
三人は何をしているの?
庶民が無報酬で奉公に来ているようなことをしている。
子どもに説明するなら。「引っ越しの荷物運ぶお手伝い」や「結婚の準備のお手伝い」あたりでしょうか。
真ん中の泣いている人は靴を持っている様子もうかがえますね。
みんな着物の色ちがうね?
冠位十二巻における名残が残っており(子どもには難しいので説明しなくてよい。)
着物の色によって身分のランクがあらわされている。紫とか黒は超えらい。白は平民。
赤はそこそこ偉い。
終わりに
これらを覚えてクイズにして出してみると楽しいですよ♪
説明の仕方によっては3歳ぐらいでもしっかり覚えて家でも話しています。
本物のお雛様の前で「じゃあこれはな~んだ?」みたいに一緒に考えてみると盛り上がるかもしれませんね。
5歳児には少し説明が多くても時期は年度末なので、しっかり思考力が育っているはず!
是非子どもたちと楽しい楽しいひなまつりをお過ごしください!!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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